マカオの夜明け

今朝は最後のフリー走行があるので早起き、マカオの夜明けは静かでした。
一転今はWTCC車両がコースインしてエギゾーストノートがマカオの市街地に木魂しています。
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今朝は最後のフリー走行があるので早起き、マカオの夜明けは静かでした。
一転今はWTCC車両がコースインしてエギゾーストノートがマカオの市街地に木魂しています。

今日はレースらしいレースは2、3周しかありませんでした。
でも、シグネチャー勢は3台ともポジションを上げ、VWエンジンの強さを証明しました。
明日もうまくいくのか…。
トムス×エリクソン陣営がレースに向けて、そしてレースにおいてどれだけ知恵を絞れるか。
それがキーポイントになりそうです。
唯一メルセデスエンジンで気を吐く、ボッタスあたりにも勝機はあると僕は見ています。
レッドブル・カーリンの二人は作戦ミスをしましたが、レースに向けてリッチャルドが生き残ったので今日の経験を活かせれば面白いかな、と。

宏紀は目前のクラッシュを避けたのが最大の見せ場で、あとはほとんどレースをさせてもらえなかったという感じです。
明日のフリー走行でペースを掴めれば…と思いますし、逆にそこでペースアップできなければ楽しいレースはできないと思います。

結果は24位。不満の残る結果です。
朝のフリー走行で300km近く走ったタイヤで出したタイムに届きませんでした。
コンディションの違いがあり、セッションの後半にクリアラップが取れない状況だったとはいえ淋しい結果です。
なんというか、彼の良い部分が出ず、悪い部分が10倍になって出てしまうサーキットな気がします。

ちょっと昨日書いたことを補足しておこうと思います。
あまりにも偉そうだな、と感じたので。(苦笑)
簡単に言ってしまうとドライバーにはクルマの操り方が数パターンあり、それが“日本人ドライバー”が海外で成功しづらい原因であり、“外人ドライバー”が日本に来て苦労する理由なワケです。
そのドライビングスタイルを変えるというのは、決して簡単なことではなくて、僕自身昨年のシーズンを通して抱えたフロントタイヤをより多く使うという課題をクリアできませんでした。
それはそのドライビング自体を正しく理解し、そこからドライビングのイメージを作り出すことができず、結果としてコース上でのドライビングを変えることができなかったのです。

ですが、シーズンが終わってからも僕は考え続けたのです。
僕は自分がプロのレーシングドライバーであるということを忘れずに、例えクルマに乗れなくても速くなる方法を考え続けています。
課題はいくつも把握しており、それらの内の一つがコーナリングの仕方で、フロントタイヤをより使う曲がり方を会得できれば、それは即ち“ドライビングの幅”を広げることに繋がり、ドライバーとしての引き出しの数を増やし、セッティングの妥協点を高くもっていける。
そして、もちろん自分の知らないクルマやカテゴリーのクルマに乗った時にも短時間で速く走れる素になるということです。

それを彼が1年間してこなかったのではないか?
と僕は感じてしまったのです。
しかも、彼には頭で考えたことをいくらでもトライできるチャンスがあったんです。
もちろんそれは、彼がマカオGPを念頭に置いてレースをしていれば。ということになりますが。
そういうことでちょっと生意気な文章になってしまいました。
不快に思われた方もあったかも知れないので、補足させていただきましたが、基本的に僕と宏紀は無二の仲です。
雄飛(関口)のことをかわいがっていますが、彼に対する期待と宏紀に対するものは全く違います。
“戦友”といえばわかりやすいかもしれません。
雄飛は“後輩”でしょうか???

今日の大分前菜がたくさんになってしまいましたが、メインディッシュに参りましょう。
今日の楽しみにしていた予選2回目だったのですが、残念ながら期待値を大きく下回る内容でした。
渋滞問題はトップを争う連中にとっても例外ではなく、コンディションに対応するのに時間がかかったようでクライマックスを迎えることなく赤旗で終了となりました。
しかも、そのクライマックスになる筈だった時間帯を前に僕の一押しとなったリッチャルドがリスボアでクラッシュ。
エリクソンもトップタイムを出した次の周にクラッシュ。
ともに走行を続けましたが、過度のストレスに苛まれているような走りに見えるB.ハートレーがデッカイのカマシてくれて赤旗で予選終了。
早めにアタックに入っていた表彰台の端っこの常連ヴェルネイがフロントローに来る結果となりました。
3位のボッタスまでがコンマ1秒差、山側で驚異の1分18秒0を記録したモルタラが4位。
クラッシュ前のタイムでリッチャルドが5位という結果になりました。
6位もシグネチャーのヴァンスールが入りトップ6に3台入れるという快挙。
ユーロのシリーズでARTにけちょんけちょんにやられた分ラインナップを含め強化してきた結果でしょう。
F1フェラーリのテストまでも手にしたユーロチャンプのビアンキくんは今日も光らず、7位。
タイム差もありますし、ルーキーのチームメートにも負けてつらい結果だと思います。

明日のレースは荒れる気がします。
予選結果に納得がいかないドライバーが数名おり、中団からリスボアに向けてロケットのように飛んでいくかもしれません。
ペースは最速でないかもしれませんが、フィッシャーマンベンド、Rベンドが抜けて速いエリクソンがリスボアをトップで抜ければ、そのまま予選レースを制す可能性が高いと思います。
宏紀には10コぐらいはポジションをあげてもらいたいと思います。

…走行は始まりました。
結果から申し上げますと、去年の延長線上にいます。
辛口評になってしまいますが、今シーズン宏紀の成績は自力での表彰台が2回あり、それなりの成長を期待していたのですが、今日の走行に関して言えば宏紀は宏紀であり、ストリートとの相性は良くないドライビングのままでした。
もちろん昨年の経験が生きて、走行時間を失うクラッシュは避けられましたが、他車との不可解な接触もあり、やはり“ヨーロッパのレース”を経験していない彼にとっては、マカオGP独特の雰囲気の中での走行そのものが難しいものになってしまっていると感じました。
今シーズンの流れを追っていないだけにアドバイスをするにも慎重になりましたが、自分としては彼のペースが秒単位で上がるために必要なアドバイスを2、3点に絞って話をしました。
クルマのことについては坪松さんが事前に準備してきたシナリオ通り進めているので、明日の朝の走行で覚醒してくれればトップから1.5~2秒落ちまではいけると思っています。
そこまでタイムが上がってくると、予選までに彼が感じているクルマの問題を解決する方向でセッティングをいじれるかもしれません。
といった具合です。

ピットにはヘルメットも登場して、レースらしくなってきました。
ちなみにアライヘルメット装着者はカーボンが使われているGP6(定価20万?)を購入しなくてはいけなかったそうで、皆嘆いていましたが、アライヘルメットの価格の安い日本で走っていて良かったとの声もありました。

今年もフジテレビの取材が来ていました。
またたくさん映っちゃいそうな予感…というか、常にドライバーの横にいるからしょうがないです。

久しぶりにセルフタイマーを使って自分の写真も撮ってみました。
今日久しぶりに会った関係者には太った?なんて言われましたが、太ったとしたらこの3日間で、ということです、。(笑)
最近はプロテインを飲む量を少し増やしたせいか、カラダが全体的に少しデカくなった気がします。
話をマカオGPに戻すと、今年は例年になくレベルが高いです。
トップはもちろん毎年高レベルなんですが、今年はドライバーの層が厚くてトップ15に実力のあるドライバーが犇(ひし)めいていて、タイム差もかなり小さいです。
みんながポールポジションを目指して走る明日の予選がどうなるのかとても楽しみです。
というのも今年はここまで赤旗が2回しか出ていなくて、多くの選手がクレバーに走っているので、明日の予選が赤旗祭りになる可能性があります。
そうなると運も重要になってきますが、何よりピットの位置が重要になると思われトムス、ART、カーリンが益々有利に、そしてピットエンド近くのPrema Powerのコレッティ君はやや不利かなと思います。
そんな層の厚いフィールドで僕の目を引いたのがイギリスF3をルーキーで制したリッチャルドとユーロF3でチャンピオンのビアンキの陰に隠れていた同じくルーキーのボッタス。
二人ともマカオ初走行ながら、ペースに乗るのが早い。
明日が楽しみです。
早く走行が始まらないかなぁ…と。
基本的にはピットにいないといけない役回りなので、昨日は何もできなかったのですが、今日は午後にバッテリーを使って筋トレしました。
さすがに3日連続何もしないというのは避けたかったので、ちょうどいい重たいものがあったので良かったです。(笑)

ちなみに昨日の夕飯は以前ソスピリさんに連れて行ってもらったイタリアンを予約して、美味しいピッツァとパスタを腹いっぱい頂きましたので、いまだに中華を食べていません。
ということで、我慢できなくなってホテルの朝食で青梗菜の炒め物をちょっとだけ食べてしまいました。
さらに言うと、昨日は夕食後宏紀のレンタカーでギアサーキットをグルグル回って、部屋に戻ってそのまま寝てしまって、お約束の文章は手つかずです。((+_+))
ブリーフィングが19時からあるので、夕飯が遅くなってしまうと思うので、今日も寝てしまいそうです、、、。
出でよシート!

今日は朝からピットとクルマのセットアップです。

WTCCチームは今年も岡山からのフライアウェイ連戦です。
ということで、ザナルディのBMWのバンパーは戦の傷跡がそのまま残っています。
って、10か月ぶりの更新で何の説明もしてなくて、スイマセン。
実は時間が迫っている感じなので、今夜ホテルで書こうと思います。
ホテルではインターネットが有料なので、明日またサーキットに来て更新します!
今年もマカオに行って来ます!
・・・ということで、チームの集合時間7時15分に間に合うように6時半過ぎに成田空港に着くバスに乗り、ターミナルに着いてくつろいでいる時の写真です。
が、しかし。
僕が結局飛行機に乗ったのは18時過ぎ。
予定していた9時台の飛行機が満席で乗れなくて、半日空港のターミナルで時間を潰していました。
時間を潰すと言っても20連勤明けで2日間で6時間ちょいしか寝ていなかったので、何をするにもうつらうつら、、、。
お昼に空港関連のビジネスをしているスポンサーさんが会いに来てくれて、話をするのもすごく久しぶりだったのでいろんな話ができて、お昼も一緒に食べられて(と言っても食べたのは僕だけ)いい時間を過ごせました。
香港行きのフライトの中では興味があったデンゼル ワシントン×ジョン トラボルタの“The Taking of Pelham 123 ”(邦題サブウェイ123)と“G.I. joe”をクライマックス前まで(時間切れで、。)見ました。
(若干期待値を下回ったような、、、という感じでした。)
空港に着いてから荷物が出てくるまでにかなり時間がかかり、電車で市内に移動してギリギリで飛び乗ったフェリーが23:59発で、マカオの入国の必要書類を記入してさっさと爆睡。
気づいた時にはすでにマカオの港に到着するところでしたが、降りてビックリ。
香港とは比べ物にならないほど寒い!
フェリーから入国までは壮絶なラインの取り合いのレース。
入国審査を終えてからはタクシー乗り場までのレース。
それでも体が冷えていくのを感じるような寒さと風が吹き荒れてました。
タクシーに勢いよく飛び乗り、いつもと同じHoliday Inn!と一言。
時々漢字表記を見せないとわかってくれないドライバーがいるのですが、うなずいたドライバーが軽快にカローラを発進させてくれました。
で、結局部屋に着いたのは25時半くらい。
相部屋のヒカルくんにはすぐに寝てもらって、自分もシャワーで暖をとり、歯を磨いてすぐに寝ました。
初日おしまい。(笑)